百ます計算の公式問題集といえば、徹底反復「百ます計算」。
「今日から百ます計算をやらせるぞ」と気合いを入れて購入するならコレなのですが…。子供の学年によっては、こっちじゃない問題集の方が向いているかもしれません。(優秀な問題集なんですけどね)
というのも、徹底反復「百ます計算」は、足し算の百ます計算から始まって、割り算の100マス計算で終了するんです。
四則演算が覚束ない学年の子供にはちょっと厳しいかも。
私が考える徹底反復「百ます計算」の利用が向いていないお子さんは…。
- 小学校1年生〜3年生くらいで、ちょっと四則演算おぼつかない
- 生まれてはじめて百ます計算をする
こういったお子さんは、学年別に難易度が調整してある学年別百ます計算があるので、そちらの利用がおすすめです。
我が家で使ったレビュー(どんな感じなのか)を記事にしていますので、そちらを参考にしてみてください。(学年別百ます計算レビュー記事)

徹底反復「百ます計算」の特徴
百ます計算のやり方・問題・記録グラフが全て入っている問題集
徹底反復「百ます計算」は、コレ一冊で百ます計算の全てが入っている問題集です。
問題集に入っている内容はこれら。
- 百ます計算のやり方
- 取り組むときの姿勢(親の指導方法、子供の取り組み方)
- 目標にするべきタイム
- 計測したタイムの記録グラフ・表
- 百ます計算終了後の勉強について
- 百ます計算の問題と解答
徹底反復「百ます計算」に入っている問題
足し算・引き算・掛け算・割り算の問題が2週間分ずつ
徹底反復「百ます計算」に入っている問題は、四則演算の問題が2週間分ずつ入っています。
- 足し算:2週間分
- 引き算:2週間分
- 掛け算:2週間分
- 割り算:2週間分
同じ問題が2週間続きます。これは、短期間で計算力を劇的にアップさせるため。
2週間同じ問題を繰り返していると、前回の経験が頭に残っていてどんどんタイムがよくなり、劇的に計算力が向上します。
この「タイムが上がる」ということが重要なのです。
引用:徹底反復「百ます計算」
「劇的に計算力が上がるのはいいけれど、それって本当に意味があるの?」と感じたかもしれないですが、隂山先生の実体験によると、2週間同じ問題で計算力が上がった子供と、違う問題に取り組み続けて計算力が上がった子供で、差はなかったとのこと。
(このエピソードは、隂山先生の著書陰山式 ぜったい成績が上がる学習法に書かれています)
徹底反復「百ます計算」の取り組み方
毎日朝・夕方2回|同じ問題を2週間
徹底反復「百ます計算」の取り組み方は、以下の通り。
- 毎日取り組む
- 取り組む時間は、朝:朝ごはんを食べた後 夕方:帰宅度落ち着いてから
- 同じ問題を2週間
関連:百ます計算のやり方|四則演算別のやり方解説と親の指導ポイント
答え合わせは必ずやる
答え合わせ、めんどくさいですが必ずやりましょう。
間違ったポイントがわからないと、計算力の強化になりません。
見直しは必要ないですし、間違えた場合も消しゴムではなく斜線で消して大丈夫。
(学校のテストではNGですが、百ます計算ではOK)
百ます計算の記録計測の仕方
がんばりグラフを利用して1日のいい方の記録をとる
徹底反復「百ます計算」は、後半にがんばりグラフがついています。
記録を付ける場合は、ここに記録をつけていきましょう。
- 1回目のタイムを付ける
- 2週間後に達成したい目標タイムを付ける
- 毎日の記録を付ける
- グラフにいい方のタイムを付ける
使っていて思ったのですが、記録を付けるのは親子で一緒に付けると楽しいです。
記録が上がったときも一緒に喜べますし、毎日の記録はほんの少ししか違わなくても初日に比べて大きく記録が上がったときも親子でつけていれば嬉しさも倍ですよ。
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