陰山先生の著書「陰山式 ぜったい成績が上がる学習法」によると、百ます計算の目標タイムは以下の通りです。
百ます計算目標タイム たし算・ひき算・かけ算 |
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小学校低学年 | 小学校中学年 | 小学校高学年 |
2分以内 | 1分30秒以内 | 1分20秒以内 |
(引用:陰山式 ぜったい成績が上がる学習法 にある目標タイムをブログ著者が表に直したもの)
我が家で百ます計算に取り組み始めたのは、小学校3年生の夏休み明けでした。
この記事は、取り組み始めてから目標タイムになるまでの記録です。
足し算:1分30秒台になるまで3ヶ月
2分台になるまでは親子で苦しい

足し算をやっていたのは、2016年8月25日から12月31日までの4ヶ月ちょっと。1分30秒台にもっていくのに一番時間がかかったのは足し算でした。
百ます計算を始める!と決めて、一番最初にやったのは足し算。
最初の1ヶ月は足し算と引き算をダブルでやらせていたんですが、記録が上がらないし、本人のやる気も削がれるしで、足し算だけに絞ったんです。
「初日だから、2分台くらいかな?」と思っていたのが、3分経過しても終わらなかったときの絶望感はひどかったですね。
「終わった!」という声を聞いてから、タイマーを止めた瞬間に地獄に突き落とされたような感覚に襲われました…。
「ああ…この子…こんなに勉強ができなくてどうしよう…。将来、付く職業もなくてニートにでもなるのかしら…」と、真剣に考えるくらいに。
記録を見て青ざめたのは、親だけでなく子供も一緒。
後日談になるのですが、「あのときは本当にびっくりした。
1年生で習った足し算なのに全然できなくてどうしようって思った」と、本人も言ってました。
最初の1ヶ月半は間違ったやり方でやらせていた(後悔)

百ます計算の正しいやり方を説明したのが10月14日。15日から正しいやり方になったのですが、正しいやり方になれてから、ググッと記録が伸びました。
最近の学校って、百ます計算やらないんですね!
うちの子の学校はやってなかったみたい…。
やり方がわからないなら、わからないで聞けばいいのに、聞かずに我流でやってた我が子もどうかと思うのですが…。
百ます計算をやり始めて1ヶ月半ほど経過したある日、百ます計算のやり方が間違っていることに気づきました。
正しいやり方をさせてから記録がグッと伸びましたよ。最初によくよく説明してやれば、苦しい思いも短くて済んだのかなと、かなり後悔してます(笑)
関連記事⇨「百ます計算のやり方|間違ったやり方で集中力も記録も伸びなかった」
引き算:1分30秒まで2ヶ月
足し算の基礎ができたから?引き算の記録は瞬く間に伸びた

引き算はあっという間に記録が伸びました。やってる本人も楽しかったみたいですね。
足し算の記録が1分30秒台になったところで、本人が飽きてしまいました(笑)
飽き飽きしながらやらせるのも何かなと思ったので、カレンダー的に区切りのいいところで引き算に変更。
引き算が1分30秒台になるのは、あっという間でしたね…。
グラフを見ていただきたいのですが、引き算を始めた当初は、2分台後半。
これが、ズボッと1分台に突き抜けるのが開始から10日目。
突き抜けてからは、ほぼ1分台をキープでした。
1分30秒台になるまでは時間がかかりましたが、突き抜けるまでの時間が早かったせいか本人も楽しかったようですし、私も毎日記録を取っていて楽しかったですよ。
たし算も引き算も突き抜け後に記録が伸びた
タイムがいきなり早くなる「突き抜け」を体験
どちらも1分30秒台になるときは、「突き抜け」を経験しています。
いきなり子供のタイムが縮むので、親子でびっくり&感動しましたねー。
一度突き抜けてしまうと、記録はそのままキープされるので「壁を超えた」ということなんでしょう。
かけ算:1分30秒台まで3ヶ月半
足し算・引き算の素地があるから記録の伸びが早い
グラフにポコポコ穴が空いているのは、色々あってやってる余裕がなかったんです。
特に3月に穴が多いんですが、この時期は私が再婚した時期でして…。
引越し準備やら手続きやらで、親に余裕がなかったんですね…。
掛け算もガクガクガクっという感じのグラフになってます。
初日3分台だった記録が、2分台になるまで3日。2分台になるまで1ヶ月以上かかった足し算に比べると、あっという間ですね。
地道に続ければ必ず目標タイムまで達成します
ただし、正しいやり方と考え方でやるのが鉄則
百ます計算のレビューブログを見ていると、「ずる賢く素早く計算を解く習慣がついただけで、子供の能力が下がってしまった」という記事がありますが…。
それは、やり方を間違ってるからですね。
百ます計算は、ただやらせればいいというわけじゃないです。
陰山先生も著書でおっしゃっていますが、百ます計算は計算による集中練習です。
百ます計算を利用して、短時間にパッと集中できる習慣をつけ、その習慣を軸に勉強に取り組ませることが大切。
基礎地盤になる、集中力をつけるトレーニングなのですから、百ます計算を目標タイムまで持っていってからの指導まで考えてないと効果を薄いと思うのです。
我が家は、1年弱の百ます計算で驚くほどの効果が出ました。
これは、実施にあたって陰山先生の本を何度も読み返して行ったから。
もし、あなたがこの記事を読んで、「うちでも百ます計算をやってみようかな」と感じたならこちらの陰山先生の本を読みながら取り組まれることをおすすめします!
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