私が「子供に百ます計算をやらせよう!」と、考えたときに真っ先に思いついたのが「百ます計算プリントの自作」でした。
実際、百ます計算をやらせて半年間は自作プリント(ノートに手書き)でやらせていたんです。
かなり後悔しています。
だって、自作のプリントよりも公式問題集の方が格段にやりやすいから!!
手書きプリントよりも文字が読みやすいだけではなく、子供の学習能力に合わせて問題が配列されているんです。
手書きプリント作成から公式問題集に変更して、親子で「最初からこっちでやればよかったよねー」と言い合ってしまいました…。
我が家は小学3年の夏休み明けから百ます計算に取り組んだのですが、あれから2年半経過した今、当時の私たち親子にアドバイスをするとしたら、こういう取り組み方を勧めます。
- 学年別100マス くりかえし練習帳シリーズを購入、1ページ目からやらせる
- 陰山メソッド 徹底反復「百ます計算」を購入、文字は丁寧に目標タイム以内を目指してやらせる
- 目標タイムを達成できないようなら、徹底反復を再購入
- 丁寧な文字で目標タイムを達成できたら、苦手分野つぶしに取り掛かる
百ます計算プリントは無料でダウンロードできるし、自力でエクセルで作れてしまうのですが、初めての百ます計算であれば公式問題集が本当に便利なんです!
2年半取り組んできた中で、自作プリントと公式問題集、無料サイトをきっちり比較したので、「これから百ますをやる!」という人は参考にしてくださいね。
百ます計算プリントを手に入れる5つの方法
手作り・公式(徹底反復)・公式(学年別)・無料DL・アプリ
百ます計算のプリントを手に入れる方法は5つ!
- 手作り(ノートに自作orエクセルでプリントアウト)
- 陰山メソッド 徹底反復「百ます計算」の購入
- 学年別100マス くりかえし練習帳シリーズの購入
- 無料DLできるサイトからダウンロード&プリントアウト
- アンドロイド・i-phone・パソコンのアプリでやらせる
百ます計算プリントのメリット・デメリット比較表
安さは無料DLサイトが一番・効果的なのは公式問題集のはしご
価格 | 付録 (グラフなど) |
難易度 | 解答 | |
徹底反復「百ます計算」 | 500円+税 | ・百ます計算についての解説 ・成績グラフ |
・いきなり100マス ・たし算〜割り算まで |
・あり ・問題集末尾 (切り取り不可) |
学年別100マス | 500円+税 | ミニコラム | 学年に合わせてある | ・あり ・問題集末尾 (切り取り不可) |
手作り | ノート代+作る人の時間(2時間くらい) | なし | 作る人の力量次第 | 作った人が頑張る |
無料DLサイト | プリントアウト代 | なし | サイトによっては難易度別にDL可能 | サイトによってはあり |
アプリ | 無料が多い | なし | アプリによる | アプリによる |
子供の百ます計算にアプリを利用するのはおすすめできない
5つのうち、百ます計算アプリはおすすめできないです。
子供の学年が低いほどに、アプリはダメ。
アプリだと集中してやってくれないし、入力ミスを言い訳にして記録の伸び悩みに言い訳ができてしまいます。それに、学年が低いと計算の入力がそもそもできないことも…。
百ます計算は、『簡単な問題を、短時間で、正確に解く』ことで『短期集中力』を養うトレーニング。(計算力もつきますが、どちらかというと副産物的な役割です)
百ます計算の最中はビシッと集中してやってくれないと、効果がありません。
大人がアプリを利用して百ます計算をやる分にはいいですが、子供の学力アップのためにやるならアプリはおすすめできないです。
百ます計算のプリントは隂山先生公式がおすすめ
徹底反復&学年別|はじめての百ます計算に優しい工夫がたくさん
「百ます計算ごときにお金を使いたくない!」という気持ち、とってもよくわかります…!!
「あんなの、マスを作って数字を書いていけばいいだけでしょ?」って思いますよね!
でも、一番最初の百ます計算は、隂山先生公式か隂山先生監修の物を購入してください。
何度もいいますが、そのほうが親子で楽だから!!
なぜかというと…公式問題集には無料プリントや自作プリントにはないことが書いてあるから。
- 百ます計算の正しいやり方(徹底反復)
- 百ます計算問題集の進め方(徹底反復・学年別)
- 学年別の目標タイム(徹底反復)
- 目標タイム達成後にやるべきこと・気をつけるべきこと(徹底反復)
- 学年別の難易度に分かれた問題(学年別)
- 四則演算(たし算・引き算・かけ算・割り算)全ての百ます問題(徹底反復・学年別)
- 百ます計算の解答(徹底反復・学年別)
百ます計算は百マスに書かれた数字を四則演算していくだけの訓練ですが、やり方を間違える(舐めてかかる)と悲惨な結果を呼びます。
集中力もなく、勉強もできず、計算力も上がらず、文字も汚い子供が出来上がるんです…(怖)
しれっと我が家も失敗しました。
幸いなことに、陰山先生の本を読んですぐに修復できましたが、あれがずっと続いていたらと思うとゾッとします。
関連記事:百ます計算のやり方|間違ったやり方で集中力も記録も伸びなかった
陰山メソッドをやるなら陰山先生の書籍を読んで、百ます計算の正しいやり方と百ます計算で得られること・目指すべき方向をを頭に入れてからやるべきっていうのが私の意見。
でも、本を買って読むほど気合が入らないんですよね。
実際、本読むのめんどくさいって思っちゃうし、買ったはいいけど読まない自信があったりするし。
(私が目を皿のようにして読んだ本のレビュー:陰山式 ぜったい成績が上がる学習法を家庭学習のバイブルにしてよかった話
陰山メソッドの公式問題集は、百ます計算をやるにあたっての基本事項が全部書いてあるんです!本、買わなくてもいいんですねー(便利ー)
百ます計算公式問題集は、徹底反復と学年別の2種類があるけれど、基本事項が書いてあるのは、徹底反復の方。
学年別の百ます計算は、徹底反復と違って百ます計算の正しいやり方や目標タイムは載っていません。
でも、学年別100マスは学年に合わせて肩慣らしの問題が載ってます。
いきなり100マスだと辛い、小学3年生は100マスの前に30マス計算や10マス計算をやる指示があるんですね。(もちろん、それに合わせた問題も載ってますよ)
これは小学3年生向けですが、小学1年生〜小学6年生まで、各学年別にあります。
学年別:おすすめの百ます計算問題集
小学校1年生〜3年生|学年別+徹底反復or陰山本の併用
小学校低学年だと、百ます計算以前にまともに計算ができない可能性があるので、いきなり10×10マスの百ます計算はおすすめできないです。
実際、我が家で百ます計算を始めた頃は、百ます計算のやり方に慣れるまでに10日くらいかかりました(小学3年生)
なので、やるとしたら年齢に合わせた問題が掲載されている「学年別百ます計算」をやらせて、様子を見た方がいいかも。
徹底反復はいきなり100ますなのでハードルが高いです。
さらに、百ます計算をやらせている親が、子供に間違った指導をしないように陰山本を読むか、やり方が書いてある徹底反復百ます計算を同時購入するのがおすすめ。
今、所属している学年よりも1つ下の学年からやらせてもいいかも(その場合は、子供のプライドを傷つけないように注意です)
おすすめセットはこちら!
※学年別シリーズ(小学校低学年)
※徹底反復
※陰山先生の本
小学校4年生〜6年生|徹底反復(or学年別)
小学校高学年は、いきなり徹底反復で大丈夫!だと思う。
うちの子は小3から始めたから、高学年になる頃には基礎ができてたし、そう言えるのかもしれないけど…。
でも、小学4年生で四則演算がまともにできないのは、百ます計算以前にかなりヤバイ。
学年別で慣らしてから徹底反復に行ってもいいとは思うけれど、いきなり徹底反復にチャレンジさせても問題ないと思う。
おすすめセット
※徹底反復
※陰山先生の本
※学年別
大人・中学生・高校生は徹底反復で大丈夫
脳を鍛えたい大人や中学生・高校生は徹底反復だけで大丈夫。
アプリでもいいかもしれないけど、ピシッと集中してやるのはやっぱり紙。
最初は徹底反復をやらせて、習慣付いたらアプリとかでいいと思う。
足し算・引き算なんてバカにしてると思われるかもしれないから、そこは「集中力のトレーニングである」ことをしっかり伝えた上でやらせるのがベター。
特に、中高生は反抗期だし、百ます計算は小学生がやるものっていうイメージもあるだろうし、傷ついちゃうだろうしね。
ちなみに、わたしは独身時代に部下をもっていたころに、百ます計算をやらせてた時期がありました。
そのときも気を使ったのは、プライドを傷つけないでいかに継続させるかっていうこと。
半年くらいやらせてみてずいぶんましになりましたが、最初、百ます計算で5分近くかかった時はどうしてやろうかと思って途方にくれましたね…。
今思い出しても「よくやったよな」という感じなんですが、最初の5分っていうののフォローが一番大変だったかもしれないです。
おすすめセット
※徹底反復
※陰山先生の本
まとめ
初めての百ます計算はノウハウがつまった公式問題集がいい
親子で慣れないうちは、ノウハウが詰まった公式問題集が便利です。価格も500円で安いですしね。
徹底反復を一回やってみて、レベルに合わせて他の問題集に進むのがベター。
ちなみに我が子は、基礎計算力は上がったけれど教科書の内容の理解不足な部分があったので、苦手克服シリーズをやっています。
関連記事:小学5年生が小3までの算数の復習を陰山メソッドでやることにした話
そうそう、百ます計算の問題集を大人が買うとき(特に明らかに子持ちに見えない人)が買うときは「甥っ子に(姪っ子に)」っていうと、書店員さんがにこやかです(笑)
アマゾンなどの通販で買っても書店購入と同じ値段なので、家族バレしたくない人は書店で。書店員さん相手が恥ずかしい人は、通販で買ってみてください。
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