有賀さんの簡単スープレシピに救われたのは退院後の妻だった話

有賀さんの簡単スープの本

両サイドの卵巣を手術するために、1週間ほど入院することになったとき、真っ先に私が心配したのが家族の食事のことでした。

料理経験が乏しくても仕事でクタクタでも、小学生でも作れて、お腹いっぱいになるレシピはないものか…」

そんなときに出会ったのが有賀薫さんの簡単スープの本。

帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ

帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ

有賀 薫
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結局、入院中の家族は思った以上にいっぱいいっぱいで、このレシピ本が役に立ったのは退院後だったんだけど、本当に買ってよかったと思ってる。

この記事は、先祖代々受け継ぐ予定の『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ』のお話。

ちなみに、私が入院したときの我が家族の料理スペックはこう。

  • 夫:料理経験ほぼなし
    作れる料理:目玉焼き、卵焼き、肉をフライパンで焼く、パスタを茹でてソースに合える
  • 娘:料理経験ほぼなし(調理実習もまだ)火と包丁が怖い。
    作れる料理:なし
    料理でできること:レンジでチン、オーブンの余熱、ヤカンでお湯を沸かす、型抜き

有賀さんのレシピ本の素敵なところ

3ステップ・どこにでもある材料・やさしい味・曜日別のレシピ

有賀さんのレシピ本で「これムッチャええやん!」と思ったのがこの4つ。

  1. どのレシピも3ステップでできる
  2. 凝った材料がない(なんならコンビニで手に入る)
  3. やさしい味で疲れた体に優しい(濃くしたい人はいくらでも濃くできる)
  4. 曜日別にレシピが分かれているから今日のスープに悩まない

「あー!!仕事に熱中してたらこんな時間!夕飯なに作ろう…(困)」なときに、どれだけこの本に助けられたことか…(買ってまだ3ヶ月もしてないのに)

少ない材料でステップ数も少ないからアレンジも簡単。冷蔵庫をパカっと開けてそこにあるものだけでレシピを考えるのも秒でできるし、凝った材料がないから「このレシピ作ってみたいけど、この材料はこの辺りじゃ手に入らない…」もない。

レシピ本を丸ごと一冊作り切れる本ってそうそう無いと思ってたんだけど、この本は丸ごと一冊作れてしまった。

一番最初に作ったのが「キャベツと厚揚げのちぎるだけミルクスープ」、ミルクの優しい味が体に染みてくのがわかるスープ( ´ ▽ ` )

ただスープが紹介されているんじゃなくて、曜日別に分かれているのも嬉しかった。
例えば、月曜日は「10分でできる時短スープ」、火曜日は「ごはんがススムおかずスープ」という風に曜日ごとにスープのジャンルがある。

私の基本属性は「怠惰な妻」なので「今日は火曜日だから火曜日のスープから一品作ろう」という感じでスープを決めてしまったけれど、食べたいものに合わせた料理候補がすでにあるって献立を考えるのがめんどくさい時には本当にありがたい。

うちの夫には難しかった理由

料理経験の少ない・他のタスクでいっぱいいっぱい

有賀さんのレシピ本は、3ステップで完成するし、材料もコンビニのサラダチキンや豆の缶詰だったりしてすごく簡単!

なんだけど…夫にはハードルが高かった…。
夫にとってハードルが高かったのは、野菜の切り方・下処理のやり方と、冷蔵庫のあり物との組み合わせやスーパーでの買い出し。

普段の料理は在宅ワークのわたしがメイン。夫は人生のほとんどが実家暮らしで、自分で料理をした経験はほぼなし。徹底的な野菜嫌いだったので、野菜の切り方なんか未知の世界。当然、スーパーの野菜コーナーで美味しい野菜を見分けることは難しいし、野菜の適正価格もわからない。

それに、冷蔵庫の余り物を考えながらご飯を作るのは料理の分野の中でも高等テクニックだ。初日に買ったものを次の日に生かして献立を考えるのは、主婦でもそこそこストレス(だよね?)

いつものスケジュールにスーパーの買い出しと料理がプラスになるだけなら、こなせたかもしれない。でも今回は、入院中の妻のケアと子供のケアまである。

手元にレトルト食品があって、それで不自由しないならそっちにいっても当然だと思う。

料理もできない情けない夫?

仕事を調整して家族を優先する素敵な夫

ここまでの話を読んで、私の夫を「材料を切って茹でるだけの料理もできないなんて!なんて情けない夫なの!?」だなんて思わないでほしい。

妻の1週間の入院期間中、夫は本当によくやってくれたのだ。

実際、退院してから(その前から「いい人を夫にもったと常々思ってはいたけれど」)『この人と結婚できて私はなんて幸せ者なんだろう』と心底感じた。

何しろ彼の周囲は、男尊女卑真っ盛りだ(死滅すればいいのに)。妻が入院するなら、妻の家族(つまり、私の生みの親)が面倒を見るのが当たり前。夫が仕事や自分の予定を調整して何かをするなんて男子の姿ではない。

私の入院を知った人々が彼にかけた声がけにはこんなものまであったらしい。

「奥さんが入院!?1週間も!遊びたい放題じゃないですか!」

「は?嫁さんが入院だからボランティアの会議にでれない!?馬鹿か。かみさんのお袋はなにやってんだ!」

「旦那に迷惑かけるような嫁さんなんて別れっちまえ!お前はあのバツイチ子持ちに騙されてんだよ」

そんな周囲に流されず、

「妻が大変なときにしっかり支えてやれなくて何が夫婦だ」

「あなたと僕とでは家族に関する価値観が違うんです」

と、ハッキリ言い切り、妻の実家にも自分の実家にも一切頼らず、手術前のつきそいから入院時の毎日のお見舞い、退院後のフォロー、母親がいない間の子供のお世話まできっちりこなした夫は世界一の夫だと思う。

ついでに言うと

「女性器の病気になった。普段の生活もつらい。手術で1週間入院になった。手術当日は付き添いがいる。子供はそのまま学校に通うからケアもよろしく。なお、わたしの家族は祖父母の介護をしているから頼れない。」

と、妻から言われたときに「俺はわかんないから、母さんにたのむわ。俺は何もできん!」と思考停止にならなかっただけでも相当エライとも思ってる。

前の夫と比べるのは今の夫に申し訳ないのだけど、前の夫は完全な思考停止タイプだった。実際、私が切迫早産で入院したとき「なんで俺がお前のお見舞いに来なきゃいけないんだ」と文句たらたらで酷かった…。

我が家の有賀さんのスープ本のその後

立ってるのもしんどい妻が退院後に重宝

入院中に活躍してもらおうと買ったスープ本だったけど、結局使ったのは退院後の私。

お腹に4ヶ所穴を開けるだけの手術だったんだけど、退院後1週間は30分立ってるのも辛かった。台所には立てるけど、ちょっと野菜を切ってはうずくまり、お湯を沸かしては座り込むの繰り返し…。

冷凍食品やレトルト食品にも頼ったけど、「汁物くらいは手作りしたい」と思ったときに重宝したのが、『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』。

入院前に何度か作っていたので、朝のうちに「今夜の晩御飯のスープをこの本から選んでほしい」と言えば、家族も喜んで選んでくれた。

本の中に『たっぷり作って朝ごはんに食べても』と書いてあったので、夜に翌朝の分も作っておいて、朝晩とっても楽だった。

特に人気だったのが、くるくる豚汁。「豚汁って、こんなに簡単にできるんだ!」と作った私も感動( ´ ▽ ` )

野菜嫌いの夫&娘が「これ食べたい」と言うように

有賀さんのスープ本は、一品だけで食事になるレシピ。だから、野菜もお肉もしっかり入っています。でも、私の家族はみんな野菜が嫌い(笑)

不思議なことに、このレシピ本の野菜は無抵抗に食べるんですよねー。

「あの本のレシピなら、食べてもいいよ」

とは娘の一言(すごい上から目線)

どのレシピを作っても、喜んで食べてくれるのでありがたいです。

調理実習の始まった娘が「私もできるかなぁ」とチャレンジ

缶詰を開けるだけ、材料は切らずにちぎるだけのレシピもあるので、「火も包丁も怖いからお手伝いは嫌だ」と言っていた娘が、「これならできるかなぁ?」と言うようになりました。

もちろん夫も「簡単だからパッとできるだろうと思ってたら、入院中は全然できなかったし、お休みの日にチャレンジして腕を磨くわ」と、言ってます。

我が家の料理レベルの上昇に一役二役かってくれております(笑)

帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ

帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ

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このブログを書いた人

 

こじっぺ
こじっぺプロフ 職業:元シンママ・小学生の母・ライター
趣味:編み物・ブログ・読書・お絵かき
夢:毎年一回、ディズニーランド内のホテルに家族で泊まれるようになることTwitter:@koziseren