「過去は問わない。他人のせいにしない。自分が未来に向けて、今から何ができるか」
アドラー心理学は、こう考える心理学なのです。
岩井 俊憲 著 働く人のためのアドラー心理学 はじめに より引用
この一言を読んだだけで、ネガティブが習慣になってる人間は悶えて死ぬレベル。
アドラー心理学のことをわかりやすく解説してくれる本
今回読んだ「働く人のためのアドラー心理学 「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 (朝日文庫)」は、
「アドラー心理学ってこう言う心理学なんだよ」
「アドラー心理学はこういった人のための心理学だよ」
ということをわかりやすく解説してくれる本です。
「はじめに」に書かれている文章を引用すると
つまり、ちょっとした仕事の失敗や人間関係の拗れなどが原因で、普段よりも心が疲れてしまった人こそ学び、実践してほしいと、アドラー心理学はつくり出されたのです。
岩井 俊憲 著 働く人のためのアドラー心理学 はじめに より引用
なんて嬉しい心理学何だ…(感涙)という文章が。
マイナス思考の自分が嫌でたまらない人の支えになる本
困った時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ)は、自分に自信のない人にこそ読んで欲しいと思ったけれど、今回の本は、
ネガティブから脱出したいと心に誓っている人
に読んで欲しいなと思いました。
そう強く思うきっかけになった文章を引用しますね。
もし、あなたが誰かに対して、イライラする場合、あるいは、つい不機嫌そうな態度をとってしまう場合、
「私は何が目的で不機嫌でいるのだろう」
と考えてみるといいでしょう。
「負の感情」と付き合い、コントロールするためにとても重要なことです。
岩井 俊憲 著 働く人のためのアドラー心理学 習慣4 負の感情とうまく付き合う より引用
これですこれ。
「私は何が目的で不機嫌でいるのだろう」と考えてみる。
ネガティブになってるときってわかっていてもこう言う事ができないものだし、やらない理由に
「だって、本当に効果があるかわからないし」
「ネガティブなことを考えてた方が楽だし」
「人が不幸になる姿を考えるのって楽しい」
「不機嫌な自分を誰かが怖がってるのって快感」
と考えてしまうんですが…。
こうやって「アドラー心理学の本にも書いてあった」と知っているだけで、やる理由になるんです。(権威の力は偉大)
ネガティブな負の感情をコントロールする習慣をつける
負の感情をコントロールする習慣って本当につけるの大変だし、変な方向に考えてしまうと、自分が今まで歩んできたネガティブまっしぐらな人生を全否定することにもつながって死にたくなりますが…。
過去は過去として認めた上で、これからどうしたらいいのかを考えるアドラー心理学
学びながら習慣化することでうまい具合にサイクルが回せると感じる本でした。
ついついやってしまう習慣の特徴とは
「ついついやってしまう」というのが、クセ・習慣というものです。
クセ・習慣には、次の3つの特徴があります。
①無自覚であること
②パターン化していること
③器用にできていること
岩井 俊憲 著 働く人のためのアドラー心理学 プロローグ アドラー心理学の基本にふれる より引用
『「私は何が目的で不機嫌でいるのだろう」そう考えることを、習慣化できるようにしたい』と思っても、「そもそも習慣ってどういう状態?」となってしまうから。
習慣化されたということは、自分がこういう状態になったときなんだということを覚えておきたいと思います。
頑張って、脱ネガティブしよう!!
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