こんにちは。こじっぺです。
今日は子供に読ませる本の話です
親のエゴで買う本を決めるのは嫌
漫画でも子供向けの小説でも絵本でも子供の好きなものを買ってやりたい
本でも服でも、親のエゴで買うのは嫌だなぁと思うようになりました。子供を育てて間もない頃は、そんな下衆なもの子供に買いたくないと思うものが結構あったのです。
例えば、浴衣ドレス。
どうしても売春婦にしか見えないので絶対自分の子供には着せたくなかったし、仲良しの友達とも「あれはないよねー」と言っていたんですが…。いざ子供に「これが欲しい!」と言われて、買ってしまいました。
どういう親でありたいか考えた
浴衣を着て子供と一緒に歩きたくて、浴衣を買いに行ったんです。それで、子供に「フリフリでかわいいこっちがいい」と言われたんですよね。結局浴衣ドレスを購入しましたがかなり悩みました。
でも、思ったんです。自分はどういう親でありたいのかって。
そう考えたときに、2つ選択肢がありました。
- 着たくもない浴衣を着てむっつりしている子供と一緒にお祭りにいる自分。当然、子供が楽しくなくて不機嫌だから自分自身も不機嫌。どうでもいい他人は、親子で浴衣が素敵ねくらいは思ってくれるかもしれない。
- 着たい浴衣を着て満面の笑みの子供と一緒にお祭りにいる自分。人混みはそもそも苦手なのであまりいい気分はしないが、楽しそうな人と一緒だと気分は晴れやか。どうでもいい他人は「何あの、売春婦みたいな浴衣」「下卑た感じよねぇ」くらいは聞こえよがしに言うかもしれない。
(どっちにしても私はご機嫌斜めなような…)
どっちがいい?他人の目を気にしてみんなで不機嫌になるのがいい?
というかそもそも
「売春婦みたい」というような他人ってどんだけ自分の人生に重要な役割なの?
他人より身内だよね
「売春婦みたい」って言われたなら、その責任は私が全面的に受ければいいんじゃないかと思ったんですね。
そもそも人の子供を「売春婦」扱いする時点で無礼だろうと。
仮に「どうしてそんなものを着せているのか」と詰め寄られたとしたら、堂々と
「私は自分の子供が着たいと言ったものを着せたい。
売春婦に見えるという意見も知っているがそれを親の責任だというならその責任は全面的に私にある。
和服もそもそもは服であり、好きな時に好きなように着ていいはずのものだ。
浴衣ドレスを着ることがそんなに悪だとも私は考えていない。」
と言ってやろうと。
「なんでも買ってあげるよ」の嘘を間近に見て
親に否定された子供の切ない目が忘れられない
本に限っては、もともとそんなに頓着なかったんですが(こじっぺもかなり雑食系に本を読むので)近所の本屋さんでこんな出来事を目撃してから、子供に「好きな本を買ってあげるよ」と言ったら、本当に好きな本を買ってあげなきゃだめだよなぁと思うようになりました。
よくある光景といえばそうなんですが、親が子供に「好きな本を買ってあげるから持っておいで」と言ったら子供が「漫画」を持ってきたんですね(コロコロだったと思う)そうしたら親が「そんなものは本ではない!」と言って買ってあげなかったんです。
その時の子供の悲しい顔と不信感あふれる目と言ったら、もうもう…。見てられなくて。
「好きな本」=「親が子供に読んで欲しいと思っている本」ではないでしょ
「好きな本」=「子供が一番読みたい本」
であるはずなのにね。
親ってやつは私も含めて、子供に過大な期待を寄せるもんだよなぁと自分を省みるいい機会になりました。
で、我が子には「好きな本を買ってあげる」というときにはこんなルールを作っています。
- 金額の制限はつける(税込みで1500円以内で勘弁してくれとか)
- 何冊まで買っていいのか決める(金額以内なら何冊でもいいのか1冊なのか)
- 特に欲しい本がないなら次の機会に持ち越す
- 本以外の何かとの交換は不可(本じゃなくてガチャガチャがしたいなど)
持ってきた本が何であろうと今の所買ってます。
今の時点で「これが欲しい!」と持ってこられて一番びっくりしたのがゲームの攻略法が書いてあるDVD付きの月刊誌でした。
何でも、学校の友達との会話に必要なんだそうで…。小学生も大変なんだなぁ。
とはいえ古典名作の基礎知識はないと楽しくない
ゲームのシナリオの元になってたりするし
そんなわけで、本を買い与える時は、子供の好きな本を買ってます。
なんですが、古典の名作といわれるものも読むべき時に読んでおかないと大人になってしまうので、親としては読んで欲しい!
特に神話やファンタジーなんかは、ゲームのシナリオの元ネタになっていたりするし、知っていて損はしないと思うのです。
大人になってから、苦境に陥った時にふっと思い出したりしますしね。
暗記は不要だけど知ってるのと知らないのとでは差が出る
「あーこんな話あったなー」が大事
名台詞や話の全てを丸暗記する必要はないと思うんです。
「あー、この話どっかで聞いたことあるー」程度で大丈夫。
何かのきっかけにふっと思い出せる程度の読み方でいい。
そんな読み方なら読まなくても一緒という人もいるかもしれませんが、こういううっすらとした知識って意外に役に立つもんなんです。
買い与えて読まないとイライラしちゃうから
図書館で借りることにした
買って読ませようかとも思ったんですが、この手の古典の名作っていい値段するんですよね。
大人向けのものは青空文庫で手に入るし、Kindle版を探せば手に入ることだってあるけれど、小学生向けの難しい感じにルビを振った形式のものって高い。
買ったはいいけど、手垢もつかないようではこちらがイライラしてしまうこと必至なので、図書館で借りることにしました。
そもそも、子供と私の本の趣味は全然噛み合いません。
私が良かれと思って買った本が子供にとっては退屈極まりない本である可能性の方が高いのです。
ならば、ただでいろんなジャンルを借りてきて様子を見ながら古典に触れてもらおうと思ったわけです。
我が家の古典を読むルール
読ませるにあたって親子でルールを決めました
- 週に1冊借りてくる
- 本のチョイスはジャンルのリクエストがない限り親に任せる
- じっくり読むのかさらっと読むのかは子供に任せる
- 親は「読め」とは言わない
- 借りた次の週には読んでいなくても返却する
- 週の終わりに一言感想を聞く
- 面白くなかったら素直にそう言って良い
本人の意思と関係なく読ませる本なので、これくらいゆるくていいかと思ってます。変に強制して「古典嫌い」になってしまっても困るので…。
親の方も本さえ借りてくれば返却期限までほったらかしなので、楽なんですよねー。
2週間経過してみて…
オー・ヘンリーが気に入ったようです。
オー・ヘンリーの短編集。何冊かあったんですが、これが一番ハッピーエンドが多そうだったので(苦笑)これにしました。
どんなもんかなー?と思って見ていると、漫画じゃなくてこの本を片手に黙々と読んでます。よほど面白いようです。オー・ヘンリーは偉大だ。
もう少し大きくなったらKindleを買ってやりたい
今は、i-pad2をもたせているのですが、もう少し大きくなったら自分専用のKindle端末をもたせてunlimitedを利用させてやりたいなーと思ってます。
本を読むことは良いことなのだ。
さて、今週末は何を借りてきてやろうかな…。
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