『小説を読むように、気軽に数学を楽しめる本ってあるんだねぇ!!』(By母)
こんにちは、こじっぺです。
初めて見たその時から苦手意識を持っていた「統計」をなんとかしようと、数学ガールの秘密ノート/やさしい統計 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)を購入したんです。
読み終わったので、母(64歳)に貸したのですがよほど面白かったらしく、半月以上返ってきませんでして…。
今日は、そんな我が母の数学ガールの感想についてちょこちょこっと書きますよ。
新しい知識の吸収はいくつになっても刺激的
学校では習わなかった「パスカルの定理」
「学校でこんなの習わなかったけど、面白いね!!」(by母)
やっぱり、新しい知識が手に入るのはいくつになっても快感みたいです。
「熱心にメモ帳に何か書いてるな」と思ったら、パスカルの定理のあたりでした。
パスカルの定理の詳細についてはこちらを…
知識の再認識はやっぱり興奮する
そういえば学力偏差値ってありましたね
「やっぱり!あの頃の認識で正しかったんだね!(喜)」(by母)
母曰く、母の中学校時代に成績に偏差値を利用することになったんだそうです。
で、当時は学校で偏差値について解説するプリントが配布されて、学校に通う生徒が親に説明しなきゃいけなかったんだとか…。
今なら、学校に保護者を集めて保護者説明会が開催されるレベルの事象だと思うんですが、当時はそういうのなかったんですかね…。
で、その当時のことを思い出して懐かしかったようです。
「学力偏差値?そんなものありましたっけ?」な私…
グラフの見方の一つ一つに納得
作成者の意図を読み解くって大事
「母が役所関連に勤めてたことがある」ということを、この時初めて知った親不孝者こじっぺです。
勤めていた当時から、
「このグラフはこういう意図で書いてあるんじゃないかな?」
「このグラフは口足らずだな…」
と、思いながら資料を見ていたらしいのです。母。
それで、第1章にある「グラフのトリック」を読んで深く納得した様子。
「やっぱりねぇ…」
と、ため息をついておりました。
母が楽しいと娘も楽しい
母の知らない一面を知ってしまった
数学ガールが手元にある母は、終始ウキウキしてました。
元々理系(今風に言うとリケジョ?)だったと言う話は、昔々に聞いたことがあったのですが、こじっぺが物心ついた頃には専業主婦だったので、理系の一面を見ることってなかったんですよね…。
「高校のクラスに、『趣味=数学』って言う子いたなぁ…。」
と、なんだか懐かしい気持ちになりましたよ。
なんと言うか、数学ガールを読んでいる母が高校時代の同級生に見えたと言うか、数学ガールを楽しく読んでいる母が、妙に若く見えたと言うか…。
買ってもらったばかりのゲームに夢中になる子供のように一心不乱に数学ガールを読み込む母の姿を眺めていると、全身から滲み出る楽しい雰囲気が家中に広がっていくような感じがして、家族一同で嬉しい気持ちになりました。
小説を読むように楽しい数学本
子供が数学嫌いになる心配が0になりました
少なくとも我が家で、理系の本ですんなり読める本といえば、原子とそれに関連した綺麗な写真が掲載された化学の本(世界で一番美しい元素図鑑)や、天体の写真や星座の物語が書かれている天文学系の本(世界で一番美しい深宇宙図鑑: 太陽系から宇宙の果てまで)だけだったのです。
数学ガールは、綺麗な鉱石の写真も、神話も載っていないのに、歴史小説好きが藤沢周平の小説を読むように、するするっと物語に引き込まれていっちゃう数学の本。
「数学の本なのに、のめり込んで読んでしまう」という、不思議体験ができてしまいます。
数学で得られる論理力や、数学の問題を解けた時のアドレナリンが放出されて気持ちいい瞬間は子供にもぜひ味わってほしいと思っているので、数学ガールシリーズに出会えて本当に良かったと思ってます。
今回買った数学ガールは親子三代で読む予定です。
数学ガールはどれから読めばいいの?
結城先生のHPに書いてあるよ…
今回、一族で読んだのは「数学ガールの秘密ノート」シリーズでしたが、数学ガールシリーズってたくさん出てるんです。
これから買うときに、「どの本を買ったらいいかよくわからん…」と思ったら、作者の結城先生のホームページに一覧があるので、そちらを参考に選ぶことをオススメします。
結城先生のホームページは、こちら→『数学ガール』シリーズ
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